アーカイブ | 12月 2017

タクシーあれこれ

(平成29年12月3日記載  担当 行政書士小坂谷麻子)

◆タクシーを楽しく過ごす

昔忙しい職場にいた時に、時期的にタクシーを利用していたことがありましたが、個人的にタクシーを利用するようになったのはごく最近です。時間のやりくりがどうしてもうまくいかず、タクシーを利用するのですが、急いでいる時に利用するため、運転手さんの対応はとても気になります。また、急ぎの電話や、書類にちょっと目を通したい時、公共交通機関では落ち着きませんので、個室を確保するためにも利用したりします。

私の場合は、普段は電車あるいは徒歩だけど今回はタクシーという利用しての仕方であるため、車での道案内は良く分からないという状況。まずは、例えば●●消防署といってみて、次に▲▲の交差点らへん、次に住所をお伝えすることが多いのですが、住所をお伝えしてナビを入力していただけたら、一安心。ナビがない、あるいは、ナビがあるけど入力できないと言われてしまったら、次は自分のスマホのナビを設定、それをお見せします。それで、分かりましたとおっしゃっていただければやれやれですが、それでも、字が小さくて見えないといわれてしまったら、諦めて口頭でのナビ・・・。書類を読む時間は無くなります・・・。

車に酔いやすいタチなので、スマホを見ていると気分が悪くなるのですが、仕方ありません。

さて、この状況になると、心が狭い私は急いでいることも合間って、実はかなり機嫌が悪くなりかけます。ただ、そこで文句言ったところで、道がわかるようになるわけでなし、早くたどり着ける訳ではなし、むしろ、雑な運転をされてしまって事故にでも巻き込まれてはたまりません。

そこで、深呼吸をして、最近はおしゃべりモード、ヒアリングモードのスイッチを入れます。タクシー業界についてや、年配の方であれば町のこと、昔と今の違いなど、また、別の地域から来られた方であればその地域のことなど、ざっくばらんにおしゃべり。そんな中で、一つでも面白いな、へ〜知らんかったという話が聞けたら、多少スタートがもたもたしても、曲がる道間違えて遠まわりになっても、穏やかな気分でタクシーを降りることにしております。

逆に、●●へ行きたいと言っただけで、了解しましたとスムーズにスタートしていただき、しかも、おしゃべりが楽しい運転手さんも中にはいらっしゃいます。そんなプロフェッショナルな運転手さんに巡り会えると感動を覚えます。再びお目にかかることがなかなかできませんし、この感動をその方の評価につなげることもなかなかできないのは残念ではありますが。

 

◆タクシーのドア

日本のタクシーは、ほとんどが自動ドアにしておりますが、中には完全に客席からの手動のドアもあります。そんな時、タクシーの運転手さんは、さっと降りて開けにきてくれはりますが、なかなか普段乗り馴れてないと、ここでもまごまごしてしまいます。

なんせ、急いでおりますし、自分で開けた方が早いです。また、人に開けさせるといったメンタリティがそもそもしっくりきません。恐らく日本人で同様に感じる方は多いかとは思いますが、荷物持っていただいたり、ドア開けてもらう時に、「ありがとう」ではなく「なんか、すいません」と思ってしまう方、多いのではないでしょうか・。

そういう意味では、日本の自動ドアの仕組みは、妙な罪悪感を感じずにサービスを受けれる最良のツールだなあと思ったりします。

このオートドア、東京オリンピックが開催された1964年に東京の大手のタクシー会社が導入されたして、全国に普及したそうです。オートドアの場合は、どうやら、勝手に客席から開けたり閉めたりすると機械が壊れたり怪我することがあるとネット等で書かれておりますので、オートの場合は完全にお任せした方が良さそうですね。

 

◆フェンダーミラー

皆さんもお気づきとは思いますが、車のサイドを確認するためのミラーとして、最近はボンネットにミラーがついているフェンダーミラーではなく、ドアの所についているドアミラーが多いですよね。以前はボンネット付きの車両はフェンダーミラーと決められていましたが、規制緩和でドアミラーが解禁になりました。

デザイン性や対人事故時の安全性などの点で、ドアミラーは優れていると言われておりますが、いまだにタクシーではフェンダーミラーが多いです。

理由としては、

・前方に取り付けられているため、目の移動や首をひねる角度が少ない。

・キョロキョロせずに、安心感を感じさせる。

・ドライバーの疲労軽減につながる

・死角が減る

・助手席の窓が曇ったり、助手席に人が乗っている場合でも、前面ガラスを通してミラーを見ることができるため、見にくくならない。

・車幅を狭くすることができる

なるほど・・・という感じですね。

そんなわけで、タクシーあれこれでした。